ヴァレンティノ ローマン パラッツォ
「美の選択において、アイデンティティの全てを表現することは可能です。それがファッションの力であり、人間の力です」
ピエールパオロ・ピッチョーリ
ヴァレンティノの新しいキャンぺーンでは、フォトグラファーのデイビッド・シムズがロサンゼルスのパレスシアターで
ゼンデイヤを撮影しました。
女優であるゼンデイヤは、ヴァレンティノのクリエーションを特別なものへと変え、たった1枚の写真でブランドのすべての価値を表現する力を持ちます。ピエールパオロ・ピッチョーリとメゾンが掲げる平等とインクルーシビティという価値観を伝えるだけでなく、現代的なロマンティシズムを描き出します。
2021年プレフォールコレクション ‘ヴァレンティノ ローマン パラッツォ’ のキャンペーン画像は、ローマで撮影されました。壮大さを離れ、思いもよらない親密な雰囲気の空間で、ピエールパオロ・ピッチョーリの物語が続きます。装飾も何もない荒廃したパラッツォ。何もないスペースには、多様な人間性やキャスティングによって共感に満ちた雰囲気が漂います。
ファッションフォトの限界を押し上げることで知られるシムズは、ロサンゼルスで、何の加工もされていない演劇の様子を捉えます。セットのステージ中央に座るゼンデイヤ。クラシックな肖像画を思い起こさせますが、視点が変わっていきます。これはもはや写真撮影のセットではなく、れっきとした劇場なのです。空間と一体になる女優のジェスチャー。閉じられた扉の背後で止まる時間。劇的な瞬間が、何か物語的なものへと姿を変えます。
ピエールパオロ・ピッチョーリは意識的で進歩的な方法で文化を生み出し続けます。劇場を再開し、劇場を、その空間を、その言語を所有するパンクなジェスチャー。探索。親密であると同時に刺激的でもあり、何もない空間が一瞬にしてすべての人のものになるのです。
今日のヴァレンティノのアイデンティティは、はっきりとした明確なサインで表現されています。官能的でありながら
ロマンティックで、記憶に育まれているがノスタルジックではない。それは新しい世代に反映されるアイデンティティなのです。
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