ヴァレンティノ コレツィオーネ ミラノ
ピエールパオロ・ピッチョーリ、リズ・ジョンソン・アルトゥール、バーナーディン・エヴァリストという3人のアーティストによるコラボレーション作品の基礎をなす価値観とは。
前例のない時代における3つの異なるビジョン:2020年9月27日にミラノのフォンデリア・マッキで行われたヴァレンティノ コレツィオーネ ミラノファッションショー。大きな変化を経験し、新型コロナウイルスによってさまざまな制約が課せられようとも、芸術を損なうことはできません。 「私たちは未来に向かって動き出しているのであり、誰もそれを止めることはできないのです」 バーナーディン・エヴァリスト
ピエールパオロ・ピッチョーリは、ヴァレンティノ コレツィオーネ ミラノとショーの撮影者としてターナー賞を受賞したフォトグラファー、リズ・ジョンソン・アルトゥールを選びました。ピエールパオロ・ピッチョーリは彼の新しい価値観を伝える新しいプロジェクトを彼女の目を通して表現したいと考えました。余分なものをそぎ落とした彼のコレクションをまとい、女性たちと男性たちがライトの中を静かに歩きます。それはファッションを物語の中心へと誘う情熱です。
リズは被写体の気持ちになりヴァレンティノショーのすべてのプロセスを捉えました。インクルーシビティというアイデアを伝えるために必要なパーツであると考え、クリエイティブ ディレクターや彼のチームとともにミラノでのフィッティングなど、ショーの舞台裏を撮影しています。第三者の視点を持つコミュニティの目となることは、社会を俯瞰するということでもあります。この外側から見る視点はそれぞれの鑑賞者の視点ともなり、物語のパワフルな要素となるのです。
リズの写真にはエヴァリストによるオリジナルの言葉が添えられています。もはやそこにドレスはありません。そこにあるのは新しいスタートを見据えて力強い一歩を踏み出そうとする決然としたキャラクターたちです。人間の慈しみや献身のサイン。 「パワフルですばらしいと呼べないものになることを、もう黙って受け入れたりはしません」 バーナーディン・エヴァリスト
書籍『Valentino Collezione Milano』は一部のヴァレンティノストアにて販売いたします。インスピレーションに富んだ旅をお楽しみください。