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ローマ・アメリカン・アカデミー主催のマッキム・メダル・ガラパーティ

イタリアのアーティストと研究者を支援。
 
アーティストのジュゼッペ・ペノーネ、アートディレクターのダンテ・フェレッティ、セットデコレーターのフランチェスカ・ロ・スキアーヴォを表彰。

ローマ&ニューヨーク — ローマ・アメリカン・アカデミーは、2017年6月7日にローマのヴィラ・アウレリアで開催されるマッキム・メダル・ガラパーティに際して、アーティストの ジュゼッペ・ペノーネ、アートディレクターのダンテ・フェレッティ、セットデコレーターのフランチェスカ・ロ・スキアーヴォを表彰します。司会を務めるロザリオ・フィオレッロがフェレッティ氏とロ・スキアーヴォさんを紹介、ペノーネ氏を紹介するのはパリのピカソ美術館館長ローレン・ル・ボンです。

 

このパーティは今春注目の重要なイベントの一つで、受賞者のイタリア文化の発展に対する多大な貢献を称えるとともに、イタリアのアーティストや研究者がローマ・アメリカン・アカデミーで3~5ヶ月間活動できるよう支援する奨学金資金を集めることを目的としています。

 

ローマ・アメリカン・アカデミーの会長マーク・ロビンズは、「アメリカン・アカデミーは、ジュゼッペ・ペノーネ氏、ダンテ・フェレッティ氏、フランチェスカ・ロ・スキアーヴォさんに、そのイタリア文化に対する重要な功績を称え2017年マッキム・メダルを授与できることを光栄に思います。イタリア特別研究員に対する継続的な支援につきまして、ローマそしてイタリアのコミュニティに深く感謝申し上げます。特に、ローマ・アメリカン・アカデミーのデザイン部門におけるイタリア特別研究員のポジションの新設と、ガラパーティの開催を支援してくださった特別協賛社のティファニー・アンド・カンパニー・イタリアにお礼申し上げます」とコメントしています。

 

今年もマッキム・ガラパーティの主宰は、ローマ・アメリカン・アカデミー管理委員のジネヴラ・エルカン・ガエターニ

 

。文学、映画、音楽、ファッション、デザインから企業に至るまで芸術・人文学界の関係者が世界各国から集まり、ヴィラ・アウレリアで行われるカクテル&ディナーのガーデンパーティに参加します。

 

ディナーパーティの初代会長ヴェルデッラ・カラッチョロ・デ・ベネディクティスと共に名誉会長を務めるのはヴァレンティナ・モンカダ・ディ・パテルノ。

 

パーティの特別協賛社はティファニー・アンド・カンパニー・イタリアです。

 

2017年マッキム・ガラパーティのその他のスポンサーは、コーポレートパトロン:Moncler SpA。コーポレートサポーター:Bloomberg、Suzanne Deal Booth、Credit Suisse、Dior、Fendi、Gagosian Gallery、Generali、Gianni、Origoni、Grippo、Cappelli &amp。パートナー:Gucci、Pinacoteca Giovanni e Marella Agnelli、Tommy Hilfiger、Valentino SpA。スポンサー:Ludovica Amati、Mercedes T. Bass、Thomas Blount、Jim&Katie Brennan、Nicola&Beatrice Bulgari、Mary &Howard Frank、Daniela Memmo d'Amelio、Mirella Petteni Haggiag、Prince &Princess Domenico Orsini、Louisa Stude Sarofim、Brian S. Snyder、Baron Alexander Thyssen-Bornemisza。他にも多くの方にご協力をいただいております。パーティのワインはPoderi di Capo d'UomoとFIOL Proseccoから提供されたものです。

 

ジュゼッペ・ペノーネ氏は、アートと自然の関係性を深く掘り下げ、その核心を捉えて表現する素晴らしいアーティスト。ダンテ・フェレッティ氏とフランチェスカ・ロ・スキアーヴォさんは、そのビジョンと才能を映画のために捧げ、細部にまでこだわり入念に舞台を再現することで、フィクションの芸術の名手として、それぞれの職のプロとして確固とした地位を確立した、とジネヴラ・エルカン・ガエターニはコメントを発表。

 

ガラパーティはイタリアのコミュニティにとって、イタリア文化界に携わるイタリア人アーティストや研究者の成長に大きく寄与するローマ・アメリカン・アカデミーのような団体を支援する大切な機会です。特にマッキム・ガラパーティはローマ・アメリカン・アカデミーの文化プログラムと、ビジュアルアート、建築・設計、音楽作品、人文学の分野で才能あるイタリア人に与えられる奨学金イタリア特別研究員プログラムを支援しています。この経験を通してイタリア特別研究員は、アカデミーに滞在しているアメリカのクリエイティブな文化人やアーティストと大切な交流の機会が持てるのです。滞在中は活気あるコミュニティに一員として溶け込み、互いに影響を与えたりライバルとして刺激を受けたりすることで、研究活動に没頭することができます。

 

6月6日から8日は、一般公開のスペシャルイベントなど充実したプログラムが用意され、奨学研究員の研究を見学したり、コンサートを楽しめる貴重な機会となっています。(www.aarome.org)

 

さらに2017年は、1827年からトリノ貯蓄銀行(Cassa di Risparmio di Torino)が行っている慈善事業に端を発しその理想を受け継ぐ民間のNPOFondazione CRT協賛で、新たに開発・育成基金(Fondazione Sviluppo e Crescita)CRTのイタリア研究員奨学金が誕生します。Fondazione CRTは、現代アートの主要スポンサーで、特にピエモンテ州での活動をサポートしています。

 

2018年、ローマ・アメリカン・アカデミーとティファニー・アンド・カンパニー・イタリアは共同で、イタリア人デザイナーのための奨学金制度を新設します。この研究員奨学金は、ローマ・アメリカン・アカデミーの多分野にわたる研究環境と、ティファニー・アンド・カンパニーの優れたデザインと職人技、デザイン界におけるイタリアのリーダーシップを融合するものです。

 

2016年には、電気会社グループの研究を担うNPOのFondazione Enelにより、建築と都市景観をテーマとしたEnel奨学金が創設されました。この合意は、Fondazione Enelが毎年キャリアに関係なく、イタリア人建築家または都市デザイナーまたは環境プランナー1名にローマ・アメリカン・アカデミーでの「Enel奨学金」の給付を支援するというものです。

 

世界を舞台に活躍する主要アーティストの1人であるジュゼッペ・ペノーネは、トリノで活動。1967年にまで遡るその彫刻やインスタレーションにおいて創作プロセスは仕事の構成部分で、自然との弁証法的な反応の中でアーティストが素材に形を与え、常に違う形で発展し、信じられない魔法のような本質を捉え表現します。その作品は世界中の美術館や展覧会で展示され、近年の例を挙げると、ヴェルサイユ宮殿(2013年)、グルノーブル美術館(2014年)、ナッシャー彫刻センター(2015年)、アムステルダム国立美術館(2016年)などがあります。2007年には第52回ヴェネチア・ビエンナーレでイタリア代表に起用されました。

 

マチェラータ出身のダンテ・フェレッティはローマを拠点に活動。キャリアを振り返ると、最初の数年のうちにピエル・パオロ・パゾリーニ監督の王女メディアのアートディレクターを担当。そこから監督とのコラボレーションを続け、共に8本もの映画を制作しました。その後、フェデリコ・フェリーニ監督と強い絆で結ばれます。エリオ・ペトリ、マルコ・フェッレーリ、リリアーナ・カヴァーニ、エットレ・スコラ、アンソニー・ミンゲラ、ジュリー・テイモア、フランシス・フォード・コッポラ、ティム・バートンといった多くの監督の隣で活躍。 さらにデヴィッド・クローネンバーグ、フランコ・ゼフィレッリといった監督と仕事をし、特にアメリカではマーティン・スコセッシと現在まで続く縁があり、9本の映画を制作、うち3本でオスカーを受賞しています。非常にクリエイティブなそのプロジェクトやデザインは、ニューヨーク近代美術館やクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館の常設展のコレクションに含まれています。

 

ローマ出身のフランチェスカ・ロ・スキアーヴォ は、ローマでアートとデザインを学びます。1980年からセットデコレーターとして映画の仕事に携わり、リリアーナ・カヴァーニ、フェデリコ・フェリーニ、ジャック・アノー、テリー・ギリアムといった一流の監督とコラボレーションします。映画バロンでのギリアム監督とのコラボレーションで、初めてオスカーの美術賞にノミネート。2012年にロ・スキアーヴォは、素晴らしい功績が認められ、ジョルジョ・ナポリターノ大統領よりイタリア共和国功労勲章グランデ・ウッフィチャーレを授与されました。さらに、放送映画批評家協会賞、BAFTA賞、ナストロ・ドーロ賞も受賞しました。ロ・スキアーヴォはオスカーに8回ノミネートされ、美術賞を3回受賞しています。最近では、フェレッティとロ・スキアーヴォは、マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙 -サイレンス-」でコラボレーションしています。

 

マッキン・メダル

 

マッキム・メダルは、特にイタリアとアメリカでアートと人文学の分野で大きく貢献した文化界の要人を1年に1回称える賞として、ローマ・アメリカン・アカデミーが2005年に創設しました。マッキム・ガラパーティにより、ローマ・アメリカン・アカデミーは、イタリアのアーティストや研究者がローマ・アメリカン・アカデミーの国際的でダイナミックなコミュニティの中で活動する機会を与える奨学金イタリア特別研究員プログラムを支援しています。過去のマッキム・メダルの受賞者は、Paolo Sorrentino、Carlo Petrini、Zaha Hadid、Renzo Piano、Cy Twombly、Umberto Eco、Franco Zeffirelli、Ennio Morricone、Miuccia Prada、Luigi Ontani、Riccardo Muti、Bernardo Bertolucci、Giorgio Moroder、Patrizia Cavalliなどです。マッキン・メダルはCy Twomblyによりデザインされ、Fabio Saliniが制作したものです。

 

ローマ・アメリカン・アカデミー

 

1894年創立のローマ・アメリカン・アカデミーは、アメリカ国外にある芸術と人文学の自主的で高度な研究に捧げられたアメリカの研究機関の中でも主要なセンターの一つです。アカデミーは民間から支援を受けて運営される非営利機関で、毎年、秋に始まる選考過程の終わりに、アーティストや研究者に奨学金ローマ・プライズとイタリア人向け奨学金を提供しています。

 

独立した審査員会の評価で決まるコンクールで選ばれた受賞者は、翌年ローマに招集され、知能的・芸術的な実験や多分野にわたる交流を促進する環境で、自らの研究を行うことができます。奨学金は芸術(建築、景観建築、ビジュアルアート、音楽作品、歴史的・芸術的文化財の修復・保存、デザイン、文学)と人文学(古典、中世、ルネサンス、近代初期の研究と近代イタリアに関する研究)に携わる人物に授与されます。ローマ・プライズとイタリア人の奨学金の受賞者に加えて、アカデミーは芸術と人文学の著名人、他の主要機関と共同で選考した奨学生、厳選されたその他のアーティストや研究者グループをローマに招待し、素晴らしいこのコミュニティに加わり共に活動するよう呼びかけています。

 

奨学金ローマ・プライズ、イタリア人アーティストと研究者向けの奨学金、ローマ・アメリカン・アカデミーの活動に関する詳しい情報につきましては、ウェブサイトwww.aarome.orgをご覧ください。

 

詳細のお問い合わせ先:アメリカ:Marques McClary、+1-646-262-2776、m.mcclary@aarome.org イタリア:Santa Nastro、+39 3928928522、 s.nastro.ext@aarome.org

 

ガラパーティへの参加方法とイタリア特別研究員の支援に関する詳細のお問い合わせ先:Inga Clausing:+39 06 584 6474、i.clausing@aarome.org

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