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ミラノファッションウィーク ウィメンズコレクション(2022年9月)
新しい世代のデザイナーたちのエネルギーを育て、ファッション界のシステムを支えていくため、メゾン ヴァレンティノとクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリはデジタルスペースを開放し、若いクリエイターに作品やメッセージを発信する機会を提供することを決めました。
同じ価値観を共有するスペースで行われるこのイベントは、ファッションが一つの言語として選ばれ、本質は変わらなくとも、異なる方法で語られるクリエイティブなパノラマの中で作り上げます。ヒューマニティーを再構築し、人間を中心に据えることでシステムをよりオーセンティックで魅力あるものにします。そこにはさまざまな人が存在し、デザイナーだけが集まった小さな集団には留まりません。内包と排斥。
どの物語も、グローバルである前に、ローカルでパーソナルなものでなければなりません。このプロジェクトの第2回目は2022年9月、ミラノで開催される2023年春夏ウィメンズコレクションのファッションウィーク中に実施されます。デザイナーは、Act N°1(アクト・ヌメロウーノ)の創立者であるガリブ・ガサノフとルカ・リンです。
Act N°1はインクルージョンと同義語でもあり、クラフツマンシップとマルチカルチャーの雰囲気がたがいに対話し、その起源である過去に意識を向けつつも未来を見据える今の世代を代表するブランドです。ピエールパオロ・ピッチョーリの選択はゆえに共通のバリューの認識と、交流と協業のための立場に基づいています。
ピエールパオロ・ピッチョーリにとって、ファッションは非常にパーソナルであり、多様性を受け入れることによって個性を称えるものでなくてはなりません。純粋な多様性とインクルーシビティというマニフェスト。ファッションとは、それを通じてそれぞれのパーソナルな物語を伝える言語なのです。
「ガリブ・ガサノフとルカ・リンの作品は、すべての若手デザイナーの物の見方がそうであり、おそらく私たちすべてがそうあるべきであるように、軽やかであると同時に深遠です。多文化主義とは、多様性を尊重し、自由で大胆なクリエイティビティの中で、独断や思い込みを持つことなく、人と人とが共存すること。才能を支援することは、美と私たちが果たすべき責任を両立させるものであると信じていると同時に興味深くもあります。というのも、ファッションは大きな力を秘めており、提供できるものがたくさんあるからです。これが、今後行われていくたくさんの行いの最初のひとつとなることを心から願っています」
メゾン ヴァレンティノ クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ